2014-01-01から1年間の記事一覧

御嶽山の噴火でのこと。ある青年が頂上の岩陰にたまたまいっしょに避難することになった小学生の女の子が寒さをうったえたので、自分の着ていた緑色のパーカーをあげた。怪我の手当もしてあげたという。その後、ふたりはばらばらになり、別々のところで亡く…

心労の上に病気が重なり、メールも無視される人間関係の破壊。その上に連日の悪夢で、やっと生きている。いや、生きているのが不思議だ。そういうことさえ、言えなかった。さみしい、辛いとさえ誰にも言えなかった。

どうしてこう、うまくいかず、心労ばっかりなのだろう…。

寂しいことだけれど、「大切なお友達」の関心はどこかへ行ってしまったみたいだ。私の書くものがつまらないのかもしれないし。さようなら、ということなんだろうか。

若者

桜の香りの落ち葉がひとひら、ふたひら、舞い降りる季節になった。台風のあと、我が家のベランダのゼラニウムはいっそう元気になって、毎朝、新しい花が開く。ラヴェンダーも新たな枝が出て来た。 近所にある市役所の食堂で、当地名産の里芋を練り込んだうど…

世界晴

到来する前から騒がれていたスーパー台風19号、海外ではヴォンフォンと言われているようだが、の過ぎていった関東平野の朝。たしかに昨晩真夜中ごろの降雨は尋常ではなかった。家のベランダの雨樋もゴーゴー音を立てて流れ、ベランダ下のときどき猫がやっ…

亡霊

台風は沖縄を通過しているらしいが、こちらは寒くなっている。昨日も一昨日も暑いぐらいの夏のような日だったが、一転して、ひどく肌寒い。セーターが恋しい。セーターと読書にふさわしい季節が到来した。 古書店に注文した、エドワード・ラジンスキーのスタ…

マムレの木の下で  

このブログには、読まれなかったために、「下書き」扱いに戻し、保存してあるものがたくさんある。 ニコライ堂で、お盆の頃に若い司祭M師が急逝されたが、どうも記事や写真を見ると、私が以下の戸外でのお祈りについて、これは何ですか?と訊ねた際、教えて…

回廊

金木犀を愛した縁ある作家のこんな文章を著作巻末に見つけた。 「生きているということは、怖い絵ばかり陳列した美術館の中で迷子になっているようなものだ。他に人っこ一人いない回廊を手探りでさまよううちに、同じ絵に何度も出くわして、何度も怖い思いを…

笛吹き

テレビでは台風が浜松に上陸したということで、災害情報を時々刻々伝えているわけだが、先週は御嶽山、今週は台風というように、必要以上に半ば慣性のように流しているのには疑問を感じる。 出社するとか、外出を変更するとかは各自判断すればよいわけだし。…

花と虫と落ち葉と街と

再び、超大型台風が近づいており、南方諸島ではもう暴風雨だが、こちらはまだ静か。きのうは、夏が戻ったような暑い日で、片付けようと思っていた日傘がないと歩けないぐらいのギラギラした陽射しだった。 昨日の朝、住宅にあがる階段のところにカマキリがい…

古書店

気温が上がったり、下がったり。昨日は暑かったが、今日はまたひんやりしている。明日はまた29度ぐらいまで上がるそうだ。 20代のころに読んだ本をどうしても読みたくてネットで探していたが、アマゾンの古書では7800円という高値がついていたのだが…

長月も終わり

今日は九月最後の日。だからというわけでもないだろうけれど、秋らしさがすっかりどこかへ消えて、真夏のような暑さ。太陽光線がジリジリ焼け付くようで、図書館の帰り、背中が焦げるようだった。 朝の散歩のときも、半端ではない太陽光ですっかり眼が疲れ、…

花の風香る家

家はよく風が抜ける。なので、ここ数日は家中に金木犀の香りが漂っている。9月半ばに初めて香りに気づいたあと、しばらくは香りはしなかったのが、10月も間近な今日この頃、またよく香るようになった。 昨日は御嶽山の噴火でびっくりしたが、火山性微動は…

黒猫くん

昨日の朝、台風が来ているのでざわざわ揺れている木々を見ていたら、ベランダの下にまた、白足袋の黒猫くんが相棒?を連れて、やってきていた。この猫は本当におかしくて、私が戸をあけてベランダへ出ると、じっと見上げて、見つめるのである。(すごくヒゲ…

地震の夜

こちらは揺れないけれど、今晩は福島で最大震度4が。一時間も経たないうちに、またさっき震度4。奇妙な夜。新月の晩。

黄金の百合

台風が来ているというわりには、晴れ渡った日。昨日もよく晴れて、陽射しはまだ夏の名残りを感じさせた暑い日だった。 かねてより気になったいた、「イヴ・サンローラン」の伝記映画を昨日見た。似たタイトルのドキュメンタリーは以前に見たのだが、こちらの…

こころの教会

台風16号が接近しているが、こちらはまだ爽やかな晴天が続いている。 が、日中はまだ陽射しよけに日傘がいるぐらいの、季節の境目。明日がお彼岸の中日なので、「暑さ寒さも」のたとえのようになっていくだろう。 著名なエッセイストで、近年ひどく人気が…

虫の音

陽射しは夏の名残りの暑さを少し残しているものの、秋風が立った今日。日一日と季節は遷りつつある。百日紅を残しながら、秋の花々が咲き、虫の音がすだく宵。 昨日、インターネットで検索したら、小学生の時にいつも仲良く宿題や勉強をして、いろいろ教えて…

大きな地震

昨日は久々に大きな地震があった。隣の駅で買い物をすませて、お昼を食べていたら、突然、下からドーンと突き上げる力を感じて思わず席から立ち上がった。そのあと、グラグラと横揺れがきて、比較的長く感じられた。 出先だったので分からなかったが、茨城県…

金木犀

百日紅の花がそろそろ終わりそうだ。あちらにもこちらにも、ピンク、モーヴや白い花が晩夏の陽光についこのあいだまで咲き誇っていたのに。 朝出かけたときは香りはしなかったのに、午後戻って来ると、道すがら金木犀の香りがかすかに漂ってきた。まだ敬老の…

女神

朝から爽やかに晴れた日。湿度も低く、最高の日和。今日が誕生日だからと言うわけでもないが、思い立って、午後から、上野の都美術館で開催されている展覧会に行ってきた。 メトロポリタン美術館の古代エジプトコレクションから、ハトシェプスト女王はじめ、…

札幌

朝起きてニュースを見たら、札幌が大雨でたいへんなことに。最大級の災害警報が出ていて、「かつて経験したことがないレベル」「異常事態」なのだそうだ。ほぼすべての区に避難勧告が出ていて、70万人が対象だが、札幌の人口が200万だから、これは大変…

幸福

昨晩の大雨が朝には小降りになったけれど、午前中は雨模様だった。隣の小駅へ行ったついでに、お昼だったので駅の一階にあるラーメン屋に入った。急にラーメンが食べたくなったのだ。 広々としたお店だけれど、たいして期待していなかったのだが、和風という…

今日も蒸し暑い日が続く。早く涼しくなってくれるとよいのだけれど。 結局、せっかくの大好きな夏なのに、どこへ行くということもなく、終わりそうなのが残念だ。去年もそうで、北国ではどこへも行かなかった。「詩人の運命」を100枚書いたのが唯一の北国…

地震

きのうの夕方、掃除機をかけていたら、また、iPadの地震警報が鳴った。掃除機の音のせいで最初は聴こえにくかったのだが。こちらは震度2ぐらいだったが、地盤のせいかまったく揺れなかった。日光あたりが震源だったらしい。 けれど、昨晩からずっと、栃木北…

9月1日

今日は防災の日。今年もあと3ヶ月。こちらに引越してから、月半ばで5ヶ月になる。 ずっと雨模様の日が続き、今日もしとしと雨。 朝から野上弥生子の日記を読んでいた(「迷路」とか「真知子」といった小説が結構好きなので)。本屋に行ったついでに、村上…

バレエ・リュス

明日で会期が終わる「バレエ・リュスの衣装展」を見てきた。これまでも展覧会の一部でいくつか見るとかいうことはあったが、このように140点ぐらいまでもの衣装をいっぺんに見るのは初めて。 見ているときにはそれなりに気持ちが盛り上がったのだが、とは…

晩夏の花々

ずっと雨もようだが、どうしても蓮の写真を撮りたくて、再び日本庭園へ。 one in full bloom 右手には熱帯睡蓮も。 茶亭の前栽にはオミナエシやワレモコウが咲きはじめ、はや秋の気配が。

蓮の花

今日はときどき雨模様の日。図書館へ本を返却に行って、週に三回、この大公園のレストラン脇にやってくる移動販売のパン屋さんでパンを買おうと思ったのだが、店舗は別にあって、11時半にならないと来ないので、待ち時間のあいだに、久々に公園内の茶亭に…