食器

お店の景品というか、カードを5枚集めるとお皿がもらえるというキャンペーンが四季折々あって、とくにお皿がいるわけでもなかったが、くれるものだからといって、もらっているうちに、結構な数になっていることを発見。食器戸棚のあちこちに溢れている。

 

丸い皿も大小あり、小鉢風のものもある。フランス製というけれど、強化ガラスのため、妙にしろじろしていて、無機質である。陶器の白さとは違うし、とても重い。

 

その上で包丁を使っても傷つかないし、しごく丈夫なので、切り分けるものなどを置いて使っていたが、そのうちに、次第にそれを使って食べるようになり、気がつくといつのまにか、いつもそれらの白いお皿を使っていた。

 

今日、ふと、「これを抵抗なく使ってしまっているのはちょっとまずくないだろうか」と思ったのである。

 

誰か人がいたら、ふつうの陶器の食器を使っていたと思う。贅沢をするということではないが、持っていないわけではないのだから。

 

あまり食器に凝るのも好きではないのだけど、知らないうちに感覚が麻痺しているのも怖いなあ、と。