今年は10月になってもひどく暑い真夏のような日があったかと思えば、先週あたりから急に気温が下がって、家の中にいるとあまり温度差を感じないのだけど、一歩外に出ると、首を竦めるような冷え込みだったりする。

 

1週間前ぐらいから、キンモクセイが香り出した。

 

キンモクセイの花はだいたい10月初めぐらいにサルスベリと交替するように咲くのが例年だが、今年は重なって咲いている。

 

この敷地内の桜はだいぶ樹齢がいっているようで、先日も掲示板にアナウンスがあって、

この木とこの木を伐採します、枯れて倒木の危険のためなどと写真が貼ってあった。なんだか

寂しい気持ちになって、指示されている3本の木を見て回った。

 

これからは落ち葉の季節になり、欅の大樹が多いので、絨毯を敷き詰めたようになる。そういえば、中学生の頃に住んでいた家には大きな欅があってお気に入りだったので、都会暮らしをするようになってから、欅の葉っぱがさらさら鳴るようなところで眠れるような家に住みたいなあなどと思ったりしていたが、それでこういうところに辿り着いたのだろうか。不思議な気がする。

 

ワームがやってきてからもう6年以上になるが、年末にかけて何か物事がインテンシヴというか、密度が濃く、いろんなことが起こる傾向がある、要警戒の時期に入る。そうでなくても、日々、いろんなオーメンなどで物事がエコーのように相関関係を持ってしまう世界に、なぜか私ひとりがいるわけだけど、何とか体力・精神力を維持して対処していかなければならない。

 

こういうことを書くと、それがまた確度を高める「裏書き」のようになってしまうかもしれないので、躊躇するのだが、おそらく11月という月数と関係があるのかもしれない。なぜ、ゾロ目がそうしたエネルギーを持つのかいまだに私はわからないが。

 

今、これを書きながらも、彼らはウワーン、ウワーンと反響させながら言葉を呟いている、

昼も、夜も。毎日がハロウィーンである。