カオスの夏

一昨日は、午後からいっとき雷、大雨、強風でたいへんな日だったが、梅雨があけたとはいえ、天気は安定していないようだ。今日も暑いが、風もけっこう吹いている。

 

この夏は九州の豪雨のような(昨年は北海道だったが)天災も多いが、末期的様相を示している安倍政権の便宜供与の追求をめぐるあれこれ、トンデモ防衛大臣、さらに、

野党党首の重国籍問題など、政局も大荒れである。

 

残念なことだが、生殺与奪の権利を握っているのは、メディアという感じがする。

あれだけ安倍首相擁護の偏向報道をおこなっていたNHKがある時から、森友学園問題をまず報じ、そのころはまだ加計の問題は大手メディアには出ていなかったのだが、そのうち、あっと言う間に、加計まであげつらわれるようなった。

 

その報道のされかたを見ていて、安倍首相はもう交代だと、舵が切られたように感じた。それほど、潮目の変化はすばやく、また露骨だった。舵を切っているのが誰・何なのかは不明だが。

 

野党が政権をとっても碌なものにはならないだろうが、少なくとも、安倍首相は、こんなに「知己」を優遇していはいけなかったのだ。特権を持っているひとは、その使い方に慎重すぎるほど慎重でなくてはならないのに。

 

権力というのは、それほど人を変えてしまう怖ろしいものなのだろう。

 

アジア安全保障会議のスピーチで、自らのことをgood lookingと言った、恥ずかしい防衛相は、その昔、右派の媒体などで、たいそうな愛国者で論客のようにいわれているのを仄聞していたけれど、国会議員になる前は、おそらくもうちょっとはまともだったのではないだろうか。

 

私はオリンピックなどははなから馬鹿にしているし、不要なものだと思うが、安倍さんは、自分の在職中にやりたかったのだろうなあと思う。さらに、憲法改正も。どうしてそんなに自分の「手柄」が欲しいのか、政治家の心理は私には理解できないが。