PTSD

今日も暑いが、この家は樹木のなかにあり、日陰でもあり、夏は割合涼しい。

 

昨晩、ふと起きてラジオをつけたら、日米首脳会談の共同記者会見をやっているようで、テレビをつけてしばらく見た。

 

途中から見たのだが、やはり今回残虐な犯罪があった、沖縄の問題が大きく取り上げられていた。

 

日米地位協定が、英語ではJapan-US  Status-of-Forces Agreement  だというのを、遅まきながら知った。

 

幕末の不平等条約みたいなこれは改定しなければならないが、そうした言及はなかった。占領時代と地続きのような、米軍の意識は変えていかなくてはならない。

 

今回の事件では、加害者はもちろん酷い犯罪をおかしたわけだが、性犯罪にとどまらない、刺すといった不必要なまでの加害行為までしていることの背景には、かつて参加した戦闘行為、あるいは軍隊内での虐待や暴力のPTSDがあるのではないかと感じる。

 

テレビには加害者のNYCの家族やご近所さんも出てきたが、いかにも貧しそうな人々だった。生きる方途としての軍隊や戦争経験で精神を病んだのではという印象がある。その後、普段は普通に暮らせていても、時として、記憶が蘇るといったようなことがあったのではないか。

 

自衛隊でもパワーハラスメントによる自殺があったりするが、海兵隊などだと、暴力のレヴェルも桁違いではないかと思う。軍隊が代表的だが、いわゆる「閉鎖集団」ではそういったことが起こりやすい。

 

被害者の女性の感じた恐怖や苦しみを思うと、本当になんといっていいかわからない。が、加害者もまた「やるか、やられるか」の世界の、ある意味被害者だったのかもしれないと思ったりする。事件の全貌はまだよくわからない段階ではあるが。

 

暴力にはいろいろなかたちがある。私自身も、90年代に受けた、スピリチュアル・ハラスメントの影響がまだのこっているなあ、と思うことがあったりする。