昨日から雨が続いている。ベランダに置いた、先日買ったゼラニウムの小さな鉢植えにも水遣りをしたいのだが、このお天気でちょっとためらっている。
このあいだ、デイヴィッド・ロックフェラーが亡くなったというニュースが流れたが、
今上天皇訪米のときに、自邸に招かれたことまでは知らなかった。
昭和天皇が75年に訪米したときは、やはりロックフェラー家に招かれ、歓待を受けた
ことは知っていたけれど。
あと2年で、引退する天皇は「上皇」となり、御所も現在の東宮御所と交換して、引っ越し、新たに仙洞御所として住まうことになると報道されていた。
以前、このブログでも、松本重治翁のお通夜でロックフェラー氏と遭遇したことを書いたけれど、http://amethyst.hatenablog.com/entry/2015/08/31/212837
すいぶん前のことだが、それでも、こんなに年寄りになっているかなと思い、調べてみたら、私の遭遇したひとは、ジェイ・ロックフェラーだったようだ。
松本重治は在野にあって、日米関係に尽力した、歴史的な人物だが、日米関係は日中関係といったようなことをいつも言っていた。彼は近衛文麿と親しかったから、昭和天皇のことをどう思っていたのだろうか。
ロックフェラー死去のニュースを聞いて、教会の夕刻の暗さと、長身のロ氏の影、霊名のパウロのことを、ふと思い出した。異邦とのつきあいに生涯をついやした翁にはふさわしい霊名かもしれない。もう30年前のことだ。