今晩もまた、自分の人生から払拭しないとならないものをいろいろ夢に見たような感じがあります。特別に傾倒していたわけではありませんが、たまたまたくさん読んでいたために影響が蓄積しているらしいMISHIMA. 

 

サッカースタジアムの観客席が急な階段の大学の教室のようになっていて、学生服姿の大学生に文庫本を渡される。そこには高級な着物を着た玄人風の中年女性が二人います。学生は、これはMISHIMAのおばあさんが書いたものと言って渡すのですが、名前がペンネームなのか、それとはわかりません。場所は赤坂らしいのですが、文字では熱か坂となっている…。

 

自分でも忘れている古いエピソードが織り込まれていて驚きました。高校生のときに、「事件」のあとだったか、家の知り合いの花柳界の女性が著作を読みたいからと親を通じて頼んできて、たしか「金閣寺」か何か、文庫本を貸したことがありました。

 

赤坂は元の職場の近くですが、MISHIMAの恋人だった女性の実家のお茶屋というか料亭が赤坂ということを2、3年前に知りました。恋人だった女性は今でも夢に彼の腕を見るのだそうですが…。

 

私の年代だと、MISHIMAは大作家というより、雑誌の「an an」などにもよく登場したりする存在で、小説も読んでいましたが、ミーハー的な興味でむしろ見ていたわけですが…。

 

駿河台も、MISHIMAの劇団の稽古場が当初あったところで、場所はどこだかわかりませんが、その意味で教会と因縁浅からず。いろんな配慮から、あそこは「夢」ではずっと禁足地です。

 

こうした、知らないうちに積もってしまったシャドウのようなものを振り払っていくのが、運命を避けるということなのかな、と思います。

 

夢のガイダンスはずっと一貫して、この払拭を言ってきたわけですが、この二ヶ月ほど夢が後退していて、勢力圏が主客転倒していました。それにようやく気づいて、自分を取り戻しつつあるところです。

 

最後に。何度も言っていますけど、私はもうこれからの人生、一切「書く」ことはやめています。これだけは明言しておきたいと思います。それは私に幸福をもたらさないからです。