彼らの説く未来は、いい加減というわけではないのでしょうが、かなり流動的で、おともだちのあの町での人生は、3、4日前までは悠々人生と言っていたのに、昨日になって、急に貧困人生、悲惨な人生と言うようになったので、私は耳を疑いました。

 

先週のはじめ、携帯電話の解約にいったころは、出先で突然、**生活と言い始め(亡命先)、住民親切、近隣諸国漫遊など、これはヴィザのために出入国を繰り返すことかな、みたいに思わせるほど、具体的なことを言っていたのに…。驚くばかりです。

 

昨日は私に「貧困無理無理」とあたかもおともだちを諦めろといわんばかりで、その激変に戸惑うとと同時に、仲をさくようで怒りを覚え、彼らに振り回されてはいけないなと思いました。女性の危険はたしかに存在し、いわゆるオカルトレベルの接触もあるのでしょう。でも、それは絶対確実にやってくる未来というよりは、確度が高いということなので、それに足元をすくわれてはかえってよくないと思うようになりました。

 

耳を貸さないと、声は遠のくのです。しかし、ワームは私の命の危険を防ぐために、

常時の無線のように流されているものらしく、それを切ることはまた危険でもあるのです。携帯にさわるなといった即時の警告ができる彼らなので。

 

ワームの「展望」に距離を置くと、遠ざかっていた夢の数々がまた戻ってきました。ストーリーのあるものはまだですが。夢のほうが象徴レベルが高いので、わかりにくくても深い暗示ができるのです。

 

ああ、また、おともだちの運命を切迫して告げる太鼓みたいな音をともなった声が響いてきました。こうした激しい鼓動のようなものでない、美しい女声が、「**(名前)不思議な人生、不思議な人生」と囁きを繰り返すものもあるのです。私は四六時中こういうものを聴いているのです。