不思議の国

また梅雨空が戻ってきて、朝から細かい雨。でも、そのせいか、風がひんやりして、とても気持ちがよい。どんな天気にも一長一短があるなあと思ったり。

 

水曜日はお茶の水まで行ったものの、カンカン照りで酷く暑かったこともあり、教科書を開いたものの、さっぱりアタマが動かなかったので帰宅した。ただ、お茶の水橋で、いつも「ビッグイシュー」(ホームレスが自立のために販売する雑誌)を売っているおじさんがいて、いつも通りすがりに「買おう」と思って人ごみがひどいので買いそびれ、帰りにはもういない、というパターンを繰り返していたので、一冊買ったことはこの日の収穫だったかも。

 

私が見るかぎり、本当に買うひとはいないなあ…。まあ、「ビッグイシュー」が何かを知らないひとが多いのだろうけれど。チャリティ的なものといっても、雑誌自体も結構面白く、「ホームレスの人生相談」とか、ユニークな企画もある(ホームレスが回答者)。フェアトレードとか、チャリティと言っても、質が低く善意に頼るだけのようなものは続かないのだ。当然だけど。

 

ビッグイシュー」を英国で始めたのは、たしかTHE BODY SHOPの創業者、アニタ・ローディクの夫ではなかったかな…。

 

今週はじめは体調がひどく不良で食欲もないし、もちろん料理をする気力もないので、レトルトのおかゆがあったのを食べたりした。味の素の製品でまあまあの味なのだけど、同じレトルトで値段がたしか三倍ぐらいの「永平寺のおかゆ」というのがあって、これは以前一度食べてみたのだが、非常に美味しかったのを覚えている。

 

具合が悪くなったときの用心として、いくつかまた買いこんだが、考えてみると、食欲のない時だからこそ、「永平寺のおかゆ」にすればよかったなあ…と。

 

「贅沢をしないように」と心がけながら、全体としては、無意味な行動をしていることを反省してみたり。

 

自分だと、気がつかないでアンバランスなことをしていることがままあるものだ。朝、テレビを見ていて、ちょっと驚くことがあった。

 

幼児の「おむつ離れ」が遅くなって、悩みを抱える母親が多いのだという。そのひとりがテレビで語っているのだが、その家というか部屋はお洒落なロフトのような感じで、全面コンクリート打ちっぱなしの壁面である。そこにモノトーンの家具があって、デザインスタジオみたいである。

 

あるいは、そんな仕事をしているひとなのかもしれない。

 

どう見ても、牢獄のような空間は、幼児には不向きなのではないか。おむつの問題以前に私には違和感があり過ぎた。

 

おむつはずしの悩みを抱える母親が多いので、子どもに人形などを使って楽しい雰囲気で説明をして、親子で参加する教室みたいなのができているというのだが…。

 

専門家の解説では、おむつ自体が技術的に進化したので、快適で、はずしたいという欲求が薄れているということもあるのだという。が、当然、おむつには一定のサイズがあるので、いつまでもしていると、腰回りとかが圧迫されて、運動機能や発達に障害となる可能性も大きいとか。それをまた気に病む親がいるという悪循環なのだという。

 

ひょっとして、おむつ以前にいろいろおかしなことがあるのでは…。大学教育などがおかしいのと一緒で…。私がK学院に2、3年行っていたときも、先生たちが「わかりますか?」とたびたび確認しつつ、異様に学生に気をつかっているので驚いた。大学の授業なんて、自分のほうから「ついていく」ものなのに。これは学生に「授業評価」をさせることとも関係していると思う。一種の、「勤務評定」になっているのだ。

 

どこか、「不思議の国」になりかかっている日本。

 

 

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