散りゆく花

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朝、欅並木を抜けて駅のパン屋までクロワッサンを買いにいった。

 

ここはとてもパンが美味しく、多種類つくっている上に、北海道小麦でつくったイギリス風の山型パンも焼いていて、これがとてもカリカリしていて美味しいのである。特別高級仕様ではないのにリンゴのデニッシュみたいなものも、普通の値段でとても美味しい。(あんまり美味しいので、募集の貼り紙を見てここでアルバイトしてみようかな…、レシピを知りたい、と思ったぐらいである)

 

昨日営業時間を訊いたら、なんと朝7時からやっているのだというので、それなら、朝、焼きたてのを買いにいこうと、昨日思いついたというわけだ。

 

実際、散歩したりしているひとも結構いるので、歩いて10分弱だが、パンを買いにいくというのは、朝の散歩にちょうどよい。

 

帰ってきたら、家の近くの桜の下に、たくさんの落花が散らばっていた。今日、明日とこれから雨がひどくなるというから、これらの花も道でいたんでしまうだろう。

 

いくつか拾って来て、ガラスの器に水を張って浮かべた。

 

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このガラスは昭和初期のアイスクリームやかき氷容れで、今は亡き大学の先輩にいただいたもの。古いガラスらしい、レトロな趣があって、まさかいただけるとは思っていなかったので、とても嬉しかったことを覚えている。

 

さて、サンフランシスコの予定はまだ細かいことが決められず、それというのも、忙しいはずの花嫁(直接は知らない人)が空港へ迎えにきてくれたり、こちらの予定をまず問い合わせているので、話が逆になっている。とはいえ、25日(大安)の結婚式や披露宴には私は知り合いでもないので出ないが、前日は女性達がウエディングケーキを焼いたり、ブーケをつくる手伝いをするらしく、それはちょっと面白そうかなと思っている。日本では普通皆プロに任せる仕事なので、結構驚きだ。

 

残念ながら、桑港にはあまり興味のある美術館がないので、やっぱり町並みを見たり、あと、最近ヴィンテージクローズに興味があるので、そういうお店を開拓してみたいな、と思ったり。

 

というのも、ローラ・アシュレイのごく初期のものが私は好きなのだが、英国ではすごく人気があって、それはそれでひとつのマーケットになっているぐらいであることに最近気づいた。ネットでのオークションも盛ん。アメリカからも時々出品されているので、どこかで見つかるかもしれないし。(巨大サイズだったら恐ろしいが)

 

ローラ・アシュレイとは違うが、今私が欲しいのは、いわゆる「ティータオル」。以前はお土産か何かでもらったことがあるが、こんな麻のバリバリのものをどうやって使うのだろう、と思っていた。ところが、これを朝食の時など、ランチョンマットの代わりに使うと、あとは、これをはたいてパンくずを落とせるので至極便利ということを知った。さんざん使ってから、フキンにしてもいいし、それがボロになったら、お皿を重ねるときの緩衝剤をしてちょうどよい柔らかさになるのだそうだ。

 

そんなわけで、今朝もクロワッサンの粉を掃除しながら、ティータオルがあると良いなあ、とこころから思った。しょうがないので、今は、雑誌の付録の小さな「ティーマット」というのを敷いている。