1週間以上も停滞した台風がようやく去って、今日は陽射しが夏のカッとした強いものながら、朝外に出ると、空気が久々にひんやりと感じられた。「ああ、秋だなあ」と思い、この季節は美しい、と心から思った。
この敷地内には巨樹もあるのだが、今の季節はそこここの葉蔭から、サルスベリが顔をのぞかせている。いつもと違う道を通って、その数が意外に多いのに、今朝は気づいた。ピンクや白、藤色がかったものなど、並木のようである。
繊細な花房なのに、このあいだからの台風にもめげず、秋の空気のなかで咲いていることに改めて感動する。7月ぐらいから咲き始めたので、開花期が長いのだ。自分の家に庭があれば植えるのに、とか思ったりする。
敷地の一角に私がFAIRY PLACEと呼んでいる小さな場所がある。今は枝打ちされて大樹があるわけではないがモミの木があり、北国を思わせる一角で、普通の人にすれば、ただの草叢でしかないのだろうが、引越してきた頃から、私はenchantedなものを、ここに感じていた。異世界へのドアというほどのものではないが、何かしら不思議な・・・。