東京も今日は雪になるらしく、だいぶ前からニュースなどがうるさく騒いでいる。「警報級の大雪」とか。最近は「警報級」という言葉を使いすぎのきらいが。
相変わらず家族も友達も同居人もいない、孤独な生活を送っていて、ときどきたまらなくなってしまう。
昨日も朝からそんなふうで、天気が崩れる前に出かけよう、と、元いた町へ1時間半かけて出かけた。よく買い物に行っていた隣町でお昼を食べ、そこでは節目節目にケーキを買っていたのだが、その「お気に入り」のケーキもなくなって久しい。
元いたマンションにはもちろん別の家族が住んでいて行けるはずもなく、ぐるりと敷地内をめぐってみた。駐車場のところにあったマンションのシンボルツリーが切られて切り株だけになっていた。
小さな、そんなにぱっとしない木だったのだが、最近は木が切られることにとても神経質になっている自分。
近所のお店、床屋やクリーニング店も閉店の張り紙があり、建て替えやビルにでもなるのだろうか、田舎のような小さな店が軒をならべているのが、あの町の良さだったのだが。
この家は一人で住むには広いので、またあの町へ引っ越そうかと考えたこともあったが、家探しは案外大変で、今は寒い時期でもある。
私がここにいる理由といったら、おともだちを待っているということ。いつかきっと…。
私が今はまり込んでしまった奇妙な世界のことを本当は訴えたいのだけど、それを書くとまた
ペナルティーを科されるかもしれず、怖くて書くことが難しい。いったいどこにこの苦しい世界のことを訴えればよいのか。