家の周りの大きな欅並木が赤や黄色に紅葉して、今日は朝から快晴。暑くも寒くもない適温でうらうらと暖かい。私はひとりその並木を歩く。遠近法の見本のような並木道。私はどこまで行くのだろう。遠近法では消失点があるのだけど…。

 

現在の私には確たる生活というものがない。だから「記憶」のなかで生きているようなものだ。

 

不思議な「網」に捕らえられてジタバタしているが、通信も交友もなかなかままならない。私のメールも電話も届かない。

 

久しぶりに先月映画を二本見た。何年も映画は見ていなかった。去年だったか、バレエの公演で見たいものがあって行ったけれど、パニック発作があって、帰ってくるしかなかった。