月半ばの今日は、天高く、白雲がところどころにたなびき、何よりも空気が少しだけひんやりと快い。朝鳴いていたセミも午後には静かになり、ひっそりした真昼どき。

 

セミの種類も、ジージー、ミンミンと鳴くものから、変わってきた。私の耳には、フィギュース、フィギュース、と締めくくり部分がそのように聞こえるのだが、カナカナを聴くことがないのは、あれは深山幽谷のものなのだろうか。何なくそんな気がする。

 

空気はひんやりしているが、陽射しは強烈で、この取り合わせが九月、長月らしい。

 

少しずつ世の中の標準に合わせつつ、けれども拙速なことは控えて、暮らしている。落ち着いてきたのはやはりmedicineのおかげだろう。