買い物

気温は28度というけれど、熱い空気がまとわりつくような日。湿度が高いのかと思うと、そうでもない。

 

月末の支払いにバスで隣駅まで出かける予定だったけれど、駅前に行くまでに、今日はなんだかやめたほうがいいような気がしたので、お昼を買ってそのまま帰った。

 

もともと「立ち入り禁止」区域が周りじゅうにあるので家と駅前のスーパーの往復しかしないのだけど、さらに、外出しないほうがいいような日もある感じなので、狭い範囲がますます狭く。

 

お昼は蒸し鶏とひじき、ごぼう、水菜のサラダを練りゴマのドレッシングで和えたものを食べた。時々しか売ってないものなのだが、甘酢系のものばかり食べているので、こってりした練りゴマを食すると、新鮮味があって美味しい。

 

昨晩は一旦眠ってから猛烈に空腹になったので、ストックしてある里芋の煮物を食べてようやく落ち着いた。

 

忙しく働いているひとからみれば、ありあまるほど時間があって、さらに料理をしなくてよい生活は羨ましいかもしれないが。たまには新鮮な果物や野菜を食べたいな、紅茶やコーヒーが飲みたいな、炭酸飲料が飲みたいな‥などと考える。

 

それでも慣れとは不思議なもので、半年以上続くと、当初あった渇望感はあまりなくなった。どれだけ品物が豊富にあろうと、絶対に食べられないものばかりの店での買い物は奇妙なものである。自分だけが異次元にいるような。