今朝は処分品のなかに、ずっと書き溜めてきた短歌ノートを包みのなかに入れて出した。赤い薄いノート。下書きやメモもはさんである。
正確には覚えてないけれど、2003年ぐらいから折に触れ詠んだものを一冊のノートに清書して書き込んできた。
趣味というほどのものでもないし、ただその時の気持ちや感情の日記みたいなつもりで
書いてきた。
歌はそんなにたくさんあるわけでなく、だいたいが旅先でつくったものだ。なぜか文章で書くより風景や空気の感じがよく伝わってくるので始めた。短歌のかたちで読むと、
ツタの葉っぱの紅葉とか、何気ないものの記憶が鮮やかに甦ってくる。
他人にとっては無価値なものだが、私にとっては15年ぐらいの感情の記録だった。
おともだちと詠み交わしたものはPCのメールで残っているから大丈夫だけど。