夏至と豪雨

昨日は西日本から東日本にかけて、豪雨が続いた。首都圏も昼間の数時間は結構な雨降り。夏至だったのだが、豪雨のニュースの陰に夏至の華やかな季節感は隠れてしまったようだった。

 

昨日は架線トラブル(雨のせいではない)で、東海道・山陽新幹線が止まって、乗客たちは列車で夜を過ごしたということで、大騒ぎになっていたが、新幹線といえども、トラブルは発生するだろうから、まずは想定内ではないだろうか。

 

あまり便利なことに慣れすぎていると、例外的なことが起こったときに対応するのが難しくなったり、ストレスを過剰に感じたりすることになってしまう。

 

東日本大震災で得た教訓のひとつは、いつでもなんでもお店にいけば手に入るというわけではない事態が出来しうるということで、それ以来、外出するときにはちょっとしたエナジーバーと水などを必ず携行していたのだが、それもだんだんゆるくなっていってしまったので反省。

 

というより、ここ2、3ヶ月というもの、都心に出掛けていないので、そこまで重装備する必要がないのであった。もし万が一電車トラブル等があっても、歩いて帰宅できる範囲ぐらいが、最近の行動半径である。

 

以前は銀座などに行くこともあったが、最近の銀座は目抜き通りはほとんど海外のブランドショップに埋め尽くされており、見知らぬアジアの街、香港かどこかのようでガッカリである。客もたいして入っていないように見えるが、利益はあがっているのか謎である。

 

テロなどの危険があるから、繁華街に行かないとかいうわけではなく、繁華なところにもはや自分にとって魅力のあるものがあまりないという理由が大きい。

 

美術館も映画館も行かなくなって久しい。なにかこういったものは文化といわれているが、皮相な気がするようになったから。所詮、その鑑賞の具合は消費活動のようなもので、ちょっとしたスノバリーをくすぐるしかけに過ぎないといったような感じがある。