大雪

今日は今年最高の冷え込みで、地面には霜柱がおりていた。なぜか、今年はこの「冷え込み」が気にならない。「寒さ」になにか記憶があるような気がして、ふと思ったのは、北国で暮らした2年間で「酷寒」が体のデータファイルに書きこまれたのかもしれない、と。

 

この夏もそうだったのだが、今回もひどい歯痛だったが、ようやく少しおさまってきて、ほっとしている。

 

今朝もいつもながら、奇妙な疲れる夢をたくさん見て、5時ごろ起きてしまい、それを書き付けて、また眠った。

 

そんな中途覚醒の明け方にふと、「あ、昨日はコンスタンチンの命日だったんだ、忘れていた」と、気がついた。

 

主の割礼祭と大聖バシレイオスの記憶日。毎年新年になると思い出していたのだが、今年は忘れてしまっていた。今年はSt.Hermanのカレンダーも持っていないから、なおさらだ。

 

これを書いていたら、気象警報が携帯メールに届いた。草津町の大雪警報だった。今年一番の寒波に東京は無傷だが、北関東を直撃しているらしい。ここでは申し訳ないぐらい、太陽が燦々と照っている。

 

あの「小屋」も懐かしいが、いずれは風雪で消えゆく運命だったのだろうなあと思う。

一度冬に一人で行った記憶がある。もちろん日帰りだが、翁は「噂になる」と騒いでみせた。愉快な翁だった。

 

私には洋服の記憶がいつも鮮明なのだが、そのときは、アメジストというかラヴェンダー色のタートルセーターに、焦げ茶と白のチェックのスカートを着ていたことを思い出す。

 

猫たちも代々たくさんいたのだろうと思う。何十年も住んでいたわけだから。

 

これを書きながらテレビをつけたら、なんと大雪のニュースで草津町がうつった。

積雪は75センチだそうだ。街は白一色だった。