降誕祭

三連休(私は関係ないけど)のはじまりは、本格的な寒さが戻ってきた。とはいえ、今年は、寒かったり暖かかったり、アップダウンが激しくて、風をひいているひとが多い。

 

今日は旧暦の降誕祭。行かないつもりだったが、ふと、主教奉事だから、今からいっても間に合うに違いないと思って出かけたのだが、主教奉事ではなかったらしく、到着したらもう終わりの鐘が鳴っていた。まったく初めて聞く鐘の鳴らし方で、オルゴール風にメロディーラインがあるような印象のもので、祭りによって、違ったものがあるのだろうかとか、不思議に思った。

 

参祷者は外国人が8割がたで、日本人には旧暦降誕祭は定着していないのだろう。午後1時からは、一般に公開されている聖堂参観の時間になるので、すぐに啓蒙所のところにロープが張られ、聖堂奉仕のひとびとが慌ただしく行き交い、あまりfeastという余韻がないのが残念だった。

 

売店は外人達でごったがえしていて、仕方がないので、前から時々行っている「地鶏屋」へ行って、親子丼のお昼を食べた。

 

ここはちょうど旧N学院の建物の真向かいのビルの二階で、たまたま以前入って、カウンター席からちょうど教会の建物とドームがドーンと見えて、とても見晴らしがよいことが気にいって、御茶ノ水ではいつもここに行くことにしている。夕方からは日本酒と地鶏料理という感じになるらしい。夜はまだ行ったことがないが、居酒屋としては眺めは出色だろうと思う。土日は休みのはずだが、どうして今日は営業していたのだろう?

 

それから丸善に回ったが、いつからそうなったのかは知らないが、丸善の本屋の隣には、同じく丸善の文房具売り場があったが、そこが空きスペースになっていて、これからクリニックになるらしい。

 

先日銀座に行ったときも、教文館の一階の一部がブランドショップになっていた。

どこも本屋は商売にならないのだろう。本そのものが売れない上に、アマゾンなどで買うひとが多いからだ。私はなるべく近所の本屋で取り寄せをしてでも買うようにしているけれど。その本屋も一度潰れかかったが、なんとか持ち直した。

 

久々の御茶ノ水界隈は、学生街だからやはり活気があって、うららかな日差しとともに、若さがあふれていた。街ゆくひとも、まだお正月気分が抜けない、のんびりムード。

 

今日はドアのお飾りをはずさないと。1月は出初式やら成人式やらで、なにかと慌ただしい日が続き、2月になればもう梅が咲く。今年はそういえば、11月に雪が降って以来、東京では雪の日はまだない。