自由人

残暑が厳しい日々。太陽が8月よりじりじりと照りつけていて、蒸し暑さもひとしおだが、猫たちは涼しい顔をして、寛いでいる。

 

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昨日の朝もチャトランが来ていた。2日も続けてくるなんて、これまでにはありえなかったことなので、少々驚く。それにしても、チャトランはかなり大きい猫だが、シロニャンはいくつぐらいなのだろう。小さくて痩せているのでまだ幼いのかと思わなくもないが、大人らしくもあるし。

 

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家猫ではないからだろうか、彼らの声というものはまったく聞いたことがない。むやみと声をたてるとよくないとわかっているのだろうか。危険を避けているのか、ひっそりと暮らしている。

 

今日もあれこれ上から眺めていて、彼らは適当に距離を置いて暮らしているようだし、だいたい、オスかメスかもよくわからないのだが、なんだか性というものを超越しているようだなあと思われた。野良だし去勢してあるわけでもないのだろうけれど、性を感じさせない生き物だ。

 

人間界の有象無象などどこ吹く風の彼らを見ていると、私のこころものびのびする。

それにしても、シロニャンはいつごろからここに現れたかなあ…。記憶が定かでない。

 

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