長女の進学

蒸し蒸しと暑い日。台風の影響だろうか。ようやく雨があがって、今度はセミの大合唱。ほとんど100%の湿度かと思われる蒸し暑さ。北日本では記録的な豪雨が続いている。東京もかなり酷く、渋谷川が氾濫寸前になったりした。

 

ニュースで、秋篠宮家の長女が、英国の大学院を修了したあと、東大の研究所に週三日勤務しているのだが、この9月から国際基督教大学で博士号の取得を目指すというのが流れた。

 

最近、この一家のやりたい放題は目にあまるものになっている。学究の道はそんなハンパなものではないのに、妃のほうは、将来の天皇を入園させるため、お茶の水女子大に

自分が研究員となって入って、研究員のための幼稚園入園特別枠といったものを創設させて、幼稚園へ入れ、そのあと、小学校へエスカレーター進学。しかし、妃の研究実績はほとんどないという。学習院と違って慣れない警備に大学側はたいへんな負担を強いられているし、運動会でも父兄の見学人数などが制限されるので、父兄からも批判が多く、親王自体も一時期友達がいない状態と報じられたりした。

 

次女も、教師になりたいとかで、学習院教育学部をつくったらしいが、2年で退学して、国際基督教大学AO入試で転学した。AOは書類と面接だけだから、誰も落とすことはできないだろう。

 

長女も国際基督教大学だが、この姉妹ふたりとも、大学での勉学には家庭教師がついていた。授業が全部英語だから大変なのはわかるが、家庭教師をつけないとついていけないような大学に進学するとは、そもそも学力不足としかいいようがない。ましてや、次女は英語が苦手科目だったとか。

 

長女の英国留学(修士課程)も博物館学を学んだというものの、その実態はどうなんだろう。れいれいしく、卒業間際には、実習風景などがテレビで流されていたが、やらせっぽかった。自分も実習をしたが、こんなものではない。

 

社会の格差は小泉改革以来、顕著になってきて、今や子供の6人にひとりが貧困層に属するという。進学もままならない家庭が少なくない。

 

そこへもってきて、このニュース、ヤフーの書き込みなどを見ると、批判で沸騰しているといっても過言ではない。だいたい博士号などは勤務の片手間にとれるようなものでもないし、このようにハクをつけるためのような進学は、学問に対しても失礼である。

 

父の秋篠宮も博士号を持っていて、にわとりの研究かなにかだそうだが、その指導をした先生(故人)をかつて知っていた。いけずな関西人だが、”宮様”には柔軟に対応していたのだろう。

 

学習院の高校でも勉強しないので有名な宮が、なにをもって博士号を取得しようとしたのか、また、それを簡単に授与した大学もおかしいと思う。今は、東京農大で講義をしたりしている。多分農大が博士号を出したのだろうか。東宮の水の研究とやらも噴飯物だが、こちらのほうはまだ素人として活動しているので、弊害はあまりない。

 

この宮家長女の今回の進学は庶民の怒りに火をつけたみたいだ。東宮妃の健康問題もさることながら、案外、天皇制を揺るがすのは、こんな身近な「短慮」から始まるのかもしれない。