雲の観察

寒い朝が続く。

 

ここ数年、空の雲をよく見るようになった。

 

とくにこのあたりは平野がどこまでも続くので、空を見あげることが多い。遠い果てに富士山が小さく見えることもある。

 

今日の雲は不思議だ。視界の下半分の低いところにずっと層をなしていて、これは雲なのだろうか。

 

そういえば、おとといも、夕方、まるで中空へ続く階段のように、雲が斜めに厚い層をなして、地上低く漂っていた。

 

今日の低い雲は、まるで低山に囲まれているようでもある。雲というのは高いところに漂っているものとばかり思っていたが。