三月のみぞれ

また日本列島は大荒れで、寒い。今日は風が強くて、おまけに気温も低いので、冬に逆戻りしたみたいだ。今、午後4時ぐらいだけど、雨が降ってきたと窓外を見たら、みぞれのようだった。芽の出たチューリップのプランターやヒヤシンスの鉢を、風よけになるようなところへ避難させる。

 

今日は、先週の検査結果を聞きに行った。ほっとしたことに、心臓や肺にはデータ的に炎症などの問題はなく、あとは「脳」の問題だという。MRIでもとるのかと思ったが、そういう意味ではなく、要するに、脳が過敏になっていて、器質的な病気はないのに、そのように認知してしまう、ということなのだという。

 

たしかに、それは言えていて、先週苦しいときに、最近飲んでいない精神安定剤をごく少量だが飲んだら、かなり症状が軽快したのだった。

 

まあ、でも、病気ではないので安心はしたが、治しようがないということでもあり、複雑である。

 

たまたま、待ち時間に、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの伝記みたいなものをぱらぱら読んでいて、メランコリーは黒胆汁が原因で、それには、バラとセージを混ぜたものを処方したらよい、とか、麦が健康にいかに役立つか、とか、書いてあって、薬局に白米に炊き込む大麦のパンフレットが置いてあったので、サンプルを貰って来た。

 

ヒルデガルトのレシピはさすがに中世のものなので、そのまま役にたつとは必ずしも思わないが、クラリセージのオイルなどは以前すいぶん使ったし、セージのオイルはたしかに抗鬱効果はあるようである。

 

ヒルデガルトは霊感を受けて作曲もしたけれど、以前CDで聞いたことがあるが、なんか不思議な音楽だった。グレゴリアンとかとはかなり違う。

 

今は大斎期であるが、私は全然、こころがけていない。もともと、ヴェジタリアンに近かったが、爪がひどく薄くなってしまい、かなり肉食をするようになったら、少し回復したようなので、糖尿病とか肝臓病とか、特別な病気でもない限り、食事の制限というのは、やはり基本的によくない、と思うようになったためである。

 

また、教会へ行くこともないが、機能性低血糖の自分にとっては、朝食を抜いて、そのあと、お昼ごろ遅い初めての食事をすると、若いときと違って、急に血糖値が上がるためか、食欲がひどく亢進したり、不振になったりと、調子がよくないので、領聖というのも

自然と考えないようになった。

 

なにごとも中庸がよい、と感じる今日このごろ。

 

明日が震災から4年目なので、テレビも新聞もそうした報道ばかりだが、よく考えると、

太古の昔から、地震国日本ではそれは繰り返されてきたことでもあったのだ。だから、

こうした「震災一色」みたいな報道には違和感がある。ただし、原発事故だけは、人災の側面があるので別だけれど。