喪失

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あまりのショックで深夜、起きてこれを書いている。夜中目覚めて、私が昨日処分した、あのブラウスとスカートは無理して処分する必要は毫もなかったし、それどころか、処分すべきではなかった、ということだ。

 

今まで、いろんなものを処分するのに葛藤があって、抵抗もしてきていたのだけど、

とにかく、これを続けていかないと、おともだちとの未来もないと信じてやってきたけれど、かなり無理をしていたのだった。ゆえに、無理をすることが重要という「思い込み」が習い性みたいになってしまっていた。

 

だいたい夢は、高価なものとか外国製のものとかを指定してきていたわけだし。

 

でも、あれは、私が大好きで大事なものにしていたという以上に、象徴的な意味もあったらしく、処分してはいけなかったのだった。

 

あれを梱包したその晩に、いろんな夢を見たが、あまりにも複雑だったり、よくわからないということがあり、さらに、自分が大事にしているものを犠牲にすればするほど

報われるみたいな思い込みがあって、それらの夢は警告だったのだろうが、わからなかったのだった。

 

あれを処分することは、むしろ反対の結果を招くものだったのだ。どうりで、この2日ほどおともだちの訪問も間遠になって、おかしな現象が続き、ブログをいくら書いても閲覧されないので、さらに焦って、いろんなものを次々に書いて混乱していった。

 

私はあのブラウスとスカートの処分は、母や親族を遠ざけるために必要だと思い込んでいたのだが、それはむしろ反対の結果を呼び込むことだったのだ。夢のなかに、新聞とか妙なものが出てきていて、それは職業生活への暗示だったのだろうが、理解不能だった。シクラメンとラベンダーのあいだに「東京新聞」がはさまっていて、みたいな…。

 

今となっては、どうしてもっと待てなかったのだろうと思う。迷う気持ちがあったら、もう少し置いておけばもっとはっきりしたことがわかっただろうに…。でも、これまで

梱包品を長く置いておいて、悪影響が出かねないということがいろいろあったので、

「こうしなければならない」と思い込んでいたのだった。

 

今は、喪失感と自己嫌悪でいっぱいである。愚かな私。夢は梱包した夜に、別のものを指定していたのだが、そのことに気づけば、あれではないんだな、ということがわかったはずだが。細かいことだが、スカートの装飾云々ではなく、長さが問題で、長いもの(あれは長くはない)が問題だったのだった。でも、その新しいものも、スカートというような具体性はなく、白い長い布みたいで、よくわからなかった。

 

まさかこんな「反対」の結果を招いてしまうなんて…。さらに、私に残った唯一の「美しい」ものだったのに…。喪失感でいっぱいである。

 

自分で自分を売り渡した、みたいな気持ち。