フリース

午後に眠くなってうとうとしていたら、玄関に1月に出しそびれた処分品の袋が二つ残っているのだが、そこからシクラメンの花が一本だけひょろっと咲いている夢を見た。

 

この二つの袋をなぜ出しそびれたかといえば、これは夢のなかで言及があったものではなく、自分で出してきたもので、ときどきはそれで失敗したこともあり、及び腰になっていたことと、他の緊急性のあるものを出すのでせいいっぱいで、そこまで手が回らないうちに、ずっと残ってしまったわけであった。

 

自分ではもう忘れているぐらいだったのだが、今朝見た夢では、この荷物のなかにあるアロマディフューザーに汚れがこびりついている、つまり有害であるというイメージが示されていた。

 

それで、もう一度袋をあけて、点検してみたら、もう処分済だろうと思っていた、札幌で買って、あちらでも、また、こちらでも長く着ていた普段着のフリースジャケット(パープル)などが出てきた。

 

それを見たら、思わず懐かしくなってしまった。あまりに短期間に大量のものを処分したので、それらはもう目に入らないので思い出すこともないが、実際のモノを見ると、あれこれ考えてしまう。

 

そのフリースジャケットは札幌の家の向かいのスーパーで買ったもので、まったくたいしたものではなく、しかもかなり着古してしまっている。けれども、それを見たとき、

ある意味孤独で過酷、ある意味、新鮮な経験もあった札幌の生活やそのスーパーによく行っていたことなどの記憶が、押し寄せてきたのだった。

 

いずれにせよ、これらは皆来週処分することになるだろうが。

 

それにしても、まだまだ先があって、だんだん着る物がなくなってきた。