白いブラウス

最近はほとんど夢を見なくなった。よく眠っていると、夢は見ないようだ。今日はスモック刺繍をした白いブラウスの夢だけだった。

 

これは夢にしたがって処分したものだが、まだ1、2年ほどしか着ていない新しいもの。残念がっているので出てきたか…笑。

 

スモック刺繍のブラウスといえば、大学に入った年に知り合いのおばさんが刺繍をしてくれてくださった白いスモック刺繍のブラウスがあって、たいそうなお気に入りだったのだが、女子学生寮にそのころ入っていて、そこの洗濯物干場で盗まれてなくなった。

 

実際干場はそこにしかなかったし、まさか盗られるとは考えもしなかったが。その寮は杉並の某美大の近所なので美大生もかなりたくさんいて、もちろん他の大学の学生もいたわけだが、夜中に窓から出入りするような破天荒な美大生が結構いたから、彼女たちかもしれないなあ、とか今思ったり。

 

どんなに可愛い、欲しいと思っても、明らかに他人のものとわかっているものを盗むというのは、理解しがたいものがある。飢えてパンを盗むのとかとはわけが違う。

 

まあ、でも世の中にはいろんな人がいるのだろう。

 

このブラウス盗難事件は自分の人間観にある意味影を落としたかもしれない。