今朝がた、見た夢は電話がかかる夢だった。

 

時々母から電話があるが、それはもう私にとっては恐怖と緊張で、「どう、会わない?」とか言われるのをなんとか避けようと、いつも電話がなると手に汗をじっとりとかく。

 

夢の電話は当然母だと思って身構えた。それで半睡状態で、いろんな言い訳を考えた。焦りながら、今大事なことをいろいろ考えて、思考実験みたいなことをしていて、孤独と集中が重要だから、今はちょっと無理、みたいなことを、ぶつぶつ夢のなかで、断りの言葉として言った。(実は何も仕事はしていないのだが、会うのを避けるために最近は、書いたものをまとめているとか言っている)

 

その直後、携帯メールが鳴って、人身事故の知らせだった。こういったものは、私の最近の現実と連動するので、「ああ、怒らせてしまったな。この言い訳ではきかなかったのだな」と思った。

 

そのあと、噴火する火山などのイメージがあらわれ、ますます戦々恐々とした。その後は、怒らせたあとのできごとの予見なのだろうか、ヤマアラシが出てきたり、浴室に灰色のタオルみたいなものが落ちていたり…。

 

怒らせて、結局そのあとは、私が医者かなにかに抱えられてベッドに横たえられて、

事故か病気か、そんなことになっているのだが、母を怒らせたにしては、瀕死状態なのもなんだかつじつまがあわない。口に黒いマスクがかけられている。

 

そうして、玄関においてある、おともだちのスリッパが片方づつ消えていく。

 

馬鹿な私は、あまりにも、母の電話要注意とばかり思っていたのだが、このつじつまのあわなさは、ひょっとして、これはおともだちからの電話の予兆夢だったのかもしれない、と、今夕方6時になってようやく気がつき出した。

 

夢のなかでは、携帯電話か固定電話かなどはわからないから、電話というだけで、縮み上がってしまったのだった。

 

どうしよう。実際にまだ起こったことではないが、それも同然である。夢のなかでさんざん断っているわけだから。きっとおともだちはリアルに感じただろうと思う。

 

これらの夢は昨晩の夜中前だったのだが、そういえば、明け方になって見た夢は、おともだちや、いろんな人とどこか田舎の町へ来ているらしく、おともだちは、自分の白いシャツを示して、この染み抜きは自分でやったんだ、と説明するというものである。

 

夢のなかで、その染みは、かすかな跡になって残っているだけで、ほとんどそれとわからない。

 

そのときは、なんのことだろう…と思っていたけれど、それは多分私の断わりに怒ったおともだちが、私を過去の染みとして、消してしまったのだろう…と、今、夕方になってようやくその意味がわかった。

 

勘違いといっても言い訳にしかならないけれど、本当に勘違いだったんです。人身事故もよく母の電話と連動していたこともあるし…。

 

もちろん、おともだちからの電話だとわかれば、すぐ駆けつけるわ。ごめんなさい、ほんとうに。