巻き戻し

今年の梅雨は雨が少ない。しっかり傘をささなくてはならない日があまりない感じだ。

 

朝から少し本の整理をして、明日引き取りにくる宅本便のための用意をした。最近は、

本を読むとすぐ何かしらの警告的な夢を見たりして、少々気味が悪く、途中で読むのをやめるといった中途半端なことが多く、読まないまま積まれていたものもいくつかあったのだった。

 

私の夢には「なるほど、そうだな」という示唆的なものもあるが、やはり、こころのなかの怖れから来ているものがかなりあるように思う。

 

昨日、そういったものに振り回されると現実の生活がおかしくなるので、できるだけ、合理的判断に従うようにしようと決意したのだった。

 

また、他人の発言などに過剰な意味を探そうとしたりする強迫的思考のくせといったものも、できるだけ「巻き戻す」ようにつとめている。それをしないと、あらゆるものが自分に関係する「何か」になってきてしまう。

 

どうも、「怖れ」みたいな刷り込みが、自分の脳内で勝手なストーリーをつくり、どんどん増殖し、さらに、そこに最近読んだ本の影響などがイメージとして入り込んで、

いわば混線状態にあるようだ。

 

そうして、ヒトの意識は周りのひとにもたとえ物理的な接触がなくても影響を及ぼしていくようなので、できるだけ健全な思考を保てるようにチェックしなければ、と思っている。

 

一度に巻き戻しをすると、また揺り戻しが反動であるかもしれないので、少しずつ少しずつ軟着陸するようにしようと思っている。