こだわりの

空梅雨でないかと思うぐらい、雨の少ない梅雨。湿っぽくなくて有難いのではあるが、

こんなに雨が少ないと大丈夫だろうかと、これから迎える夏の渇水を心配してしまう。

昨晩はちょっとだけ降ったようで、地面は湿っているけれど。

 

昨日は洗剤などのちょっとした生活物資を買いに、隣の駅のデパートへ。歯ブラシなどは近所の薬局にないわけでもないのだが、ずっと使っているBUTLERの44というタイプが慣れということもあって、あたりが優しく、それにこだわっている。洗剤も、界面活性剤不使用だけど、よく汚れが落ちるもの。

 

洗剤は以前は、野菜や果物売り場の端っこに、こうしたナチュラル系のものがまとめておいてあるコーナーにあったのだが、先月に売り場が全面改装になったからか、見当たらなくて慌てた。レジのひとに聞くと、すぐ近くの、フロアの真ん中に大きく拡大されて、設けられたということだった。

 

行ってみると、広さが二倍ぐらいになって、棚も綺麗になっている。「こだわり商店」という名前までついていて、お客さんも結構多い。

 

結局、こうしたものが売れるということがわかって、以前は隅っこにシャビーな感じで置いてあったのが、”出世した”ということなのだろう、私も嬉しかった。

 

ここになければ、もっと遠くまで買いにいくか、ネット買いしなければならず、ネットだと送料がかかる。洗剤だけで送料というのも馬鹿らしい。

 

やっぱり商品の質にこだわるひとが増えつつあるのだなあと思い、嬉しいことであった。むやみと高いオーガニックショップとかは支持できないが、こうしたコーナーが発展したのはなにかと鬱陶しい梅雨の季節の朗報だった。

 

こだわり商品の場所は、最初に尋ねたレジのひとは新入りなのか知らず、さらに別のひとに聞きに行き、それでもわからず、最後に出てきたレジの女性が知っていて、ものすごく力を入れて説明してくれた。非常に仕事熱心に見受けられた。

 

なんだか不正やら腐敗のニュースばかりでウンザリするが、個々の持ち場で真剣に取組んでいるひとがいる。