バランスをとる

これから2、3日は暖かくなるらしい。ベランダの植物が厳寒期より元気になってきた。

 

日米首脳会談、北朝鮮ミサイル発射、金正男氏暗殺など、風雲急を告げるような事件が立て続けに。今年はロシア革命からちょうど100年。だから、100周年であれこれ起こる、というわけでもないだろうけど。

 

実は懸念しなければならないのは、じわじわきている日本の放射能問題である。極端なことを言っているひとたち、あるいは、危険を煽ることで「商売」をしているようなひとたちは困るが、低線量のゴミや汚泥をどんどん一般廃棄物として処理するよう、基準が緩んできているし、そうなれば、水の汚染、ひいては大気循環でいろんなところに影響が出るだろう。

 

実際、猫サイトなどを見ていると、福島で保護された猫の里親探しなどで、障害を生まれ持っている猫がいたりする。手術をして、たいそう手をかけて介護されているから、そのこと自体はよいと思うが、障害を持って生まれる動物も増えているのではないか。

人間にも重度の肺や心臓の異形成の例があるのをあるブログで今朝見た。まだ生まれていない胎児の、超音波による診断で、確定診断ではないそうだが、問題があるのは明白である。

 

植物やチョウなどの異形成はもっと早いサイクルで出てきているらしいが、あまり報道されることはない。

 

さらに、遺伝子レベルで、もっと先の世代に影響が及ぶということもある。北国の家の、お向かいさんは、話してみると、私が以前住んでいた地域の隣あたりに住んでいて、北国へ来た理由が言わなかったが、夫は時々首都圏からやってきて、転勤ではないのである。二人の子供は年齢の割にはとても小さく歳を聞いてちょっと驚いた。

 

あるとき、奥さんの母親というひとが世話にきていて、広島から来ている、ということであった。慣れない土地で、小さな子供二人の世話は大変である。

 

広島、と聞いて、納得した。放射能の怖さが身にしみているのだと思う。子供達は被爆からたぶん4世代目ぐらいに当たるはず。

 

「ただちに影響はない」ということが、この問題の最も怖いところだと思う。私も還ってきた当初は、外食とかおっかなびっくりだったが、今ではもうゆるゆるになってしまっている。それでも、肉や野菜、北海道や九州のものを買っている。お米は北海道米のみ。魚はほぼほとんど食べない。

 

私の夢で、「黒く」あらわれるのは、放射能だったり、ナチスだったり。2020年オリンピックは、ありえない「黒リンピック」だと思うけど。