初雪

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まだ11月というのに、時ならぬ初雪。最近は気象が昔とは異なっているので、あまり驚かなくなったが、もみじやケヤキがまだ紅くなっているところへの、薄化粧。

ケーキの上のパウダーシュガーのような雪。多少風流でもある。

 

朝はそれほどでもなかったが、9時過ぎぐらいから、雪は横なぐりに激しくなった。外へ出てみたが、湿った重い雪で、数センチ積もっていた。

 

テレビは54年ぶりということで、鳴り物入りの大騒ぎ。その1962年には新幹線の試運転や首都高の開通といった事件があったということまで、わんわんと報道している。気象自体を比較するのは意味があるけれど、どんな社会的事象があったかということは、気象とはまったく関係ない事柄なので、無意味なセンチメンタリズムのような感じがする。

 

また、東京でさえも、年に数回ないし十回ぐらいは降雪があるのだから、駅頭でわざわざインタビューをして「寒いですねえ」とか言わせるのも、なんだかなあという感じである。

 

北国では結構防寒衣服をいろいろ買ったが、聞くところによると、最近は北海道旅行で本州には売っていない、防寒用衣服や靴(滑り止めのついた)を自分用のお土産にショッピングしていくのが流行っているとのこと。

 

私が住んでいたところの向かいにも大きなスーパーがあって、そこの衣料品売り場は結構充実していた。まるでスキーズボンみたいな表面防水、中綿みたいなものなども、

今の家のクローゼットの奥にしまいこまれているが、実際は北国では家のなかは暖かいので出番がなく、むしろこちらで使ったほうがよいかもしれない。

 

靴もあちらで滑り止めを打っておいたおかげで、明日など、この雪が朝凍結したりすれば、大いに役立つだろうと思う。

 

雪はそこそこ降ったものの、前もって警告されていたためか、交通にもさしたる混乱はなく、子供達が元気いっぱい跳ね回っている午後である。