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真夜中のメール

歯の腫れは1週間経ってだいたいよくなったけれど、もともと痛かった左側のほうが、夜になったりすると痛む。昼間はいいのだが、寝る前のように何もしないでいると、急に痛みを感じたりするのだ。

 

不思議なことに、そんなときはいったん起きて、PCに向かうと、痛みが軽くなったりする。

 

昨晩も、しょうがないので起きて、真夜中にPCをのぞいていたら、メールお知らせ窓に、先週歯痛で休んだ料理のクラスの先生へ私が出した「欠席します」メールへの返信が流れてきた。

 

これまでも別の先生に欠席のメールをいれたことがあるが、返事がかえってきたためしがないので、返信のないことを気にしてはいなかったが、それにしても、1週間後に返信とは、と驚いて中を読んだ。

 

お返事遅くなってすみません、という言葉で始まり、自分もそうした歯茎の腫れに何回かなったことがあるが、ドクターは牛の血をベースにしてクリームを処方してくれて、

気持ちが悪いように響くけれど、実際これがとてもよく効くのです、でも日本にはあるかしらね?みたいな文面で、添付ファイルで当日のレシピを送ってくれていた。

 

やった!つくるかどうかわからないけど、レシピは欲しかったのである。リクエストすればもらえることを忘れていた。当日はギリシャ風ムサカとセルビア風ムサカの食べくらべ、というのがメインだったのだが、レシピを読み進めると、ギリシャ風はナスがレイヤーに入るが、セルビア風には入らず、ポテトとひき肉(玉ねぎ入り)を交互に重ねて、最後に卵とヨーグルトを混ぜたものを上にかけてオーヴンで焼くのに対して、

ギリシャ風はポテト、ナス、ひき肉、ナス、ホワイトソース+チーズのレイヤーになっている。

 

しかし、ギリシャ風のlayeringのはじめにある、baking panの底にパン粉を散らすというのは、なんなんだろう。ちょっと分からない。こういうところはレシピだけ見ていても不明な点だ。

 

sieveという知らない言葉が出てきたので何だろうと調べたら、ふるいにかける、ということだった。

 

ホワイトソースをつくらなくてよい分、セルビア風の方が簡単そう。これならばちょっとやってみてもいいかな、とか思った。

 

それにしても、返事が一週間後に突然来て、さらに真夜中にbeef bloodなんて書いて

あったので、ちょっとぎょっとした。1ヶ月ぐらい前に、牡牛に関する夢を見たことがあって、それを思い出したのだった。その牡牛は多分おともだちであって、ゼウスの神話に則っているのでは、と思ったことだった。

 

私もずいぶん奇妙な夢を見るものだと思う。それは「ありうるかもしれない、ひとつの未来」だったりするわけだが、確実な未来というわけでは必ずしもない。怖い夢もいろいろ見るが、だからといって、現実化したことはあまりないのだ。ただし、あれこれ推測して回避行動をとったりすると、結構ストレスになったりする。

 

最近、なんでもかんでも警告じゃないか、みたいに思う癖をなんとかしてなおそうとしている。象徴や夢が現実を歪めてしまう、あるいはリードしていくとしたら、本末転倒だが、たしかに、人間の意識には現実を請来、あるいは、変えてしまう力があると感じるので、「意識のありよう」は重要だ。悪い予測ばかりしていれば、実際悪いことを招来するようだ。

 

数日前、また歯が痛くなり、鎮痛剤を飲むのも嫌だったので、ふとクリスチャンサイエンスは祈りで病気をなおすことを思い出し、彼らのやり方は知らないので、その基本的考え方である「神の被造物である私はその似姿として完璧な存在である」みたいな考えを、繰り返し繰り返し頭のなかでイメージしていたら、あら不思議、痛みが消えていたのであった。

 

クリスチャンサイエンスの信徒は自分でもやるみたいだし、そうした祈りの専門家みたいな人もいたりする。オードリー・ヘップバーンのお母さんが信徒で、空襲中か何かの時に、赤ん坊だったオードリーの仮死状態をこれで救ったと聞いたことがある。

 

クスリが何もないときは、案外このイメージ療法がよいかもしれない、と思ったのであった。

 

どうも、だから、私がこれまで見てきた奇妙な夢の数々は、自分の根深い恐怖や不安由来なのかな、意識を変えるとそれもまた変わっているのかな、ということになると、

自分が遭遇することもまた自分が創り出しているのか、と、あれこれ考えさせられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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