do not leave me

夢を見て目覚めた今。時計をみたら1時だった。このあいだから、いろいろ見た夢、とくに「時計」をもって自分が走り回っているような夢の意味が、よくわからなかった。

 

これはたぶんタイムリミットなんだろうと今気づく。

 

いろんなひとのあいだを訪ね歩いている私。せわしなく。

 

自分ではそういうことをしているつもりではなかったが、ひとりぼっちの暮らしのなかで、インターネットの世界に浸ってしまっていた。それはヴァーチャルな世界で、しかも、交渉はなく、ただ読んでいるだけだから無害だと思っていたのだが。

 

孤独な暮らしのなかで、ヴァーチャル世界のなかですすむべき道を探していたのだけど。

 

それら、よくわからない夢が続くなかで、あなたは決まって、どこかへ去ったり、誰かのもとへ行ってしまっていた。

 

それは自分の不安のなせるわざか妄想かもしれないと思っていたりしたのだが、ヴァーチャル世界をさまよう意識が現実をも規定するとしたら、それは現実の行動とほとんど同じようなものなのだろうことに気がついた。とくに、現実に会うことのない二人のあいだにおいては。

 

私はいつになったら光が見えるのだろうと思う毎日のなかで、はっきりと意思をたしかめることができないままに、私を縛っているようなあなたからのサインに苦しい思いもしていたのだが、助けられてもいたのだった。

 

私が望むものがあなたなのだったら、今の状態ではそれをあれこれ言うことは、贅沢なのだった。

 

どうか、私から去らないで! 私にはそれが耐えられない。身勝手かもしれないが。どこへも行かないで。