教祖さま

夜の7時のNHKニュースで、安倍総理が横須賀の観艦式で自衛隊員に訓示をたれ、アメリカの空母ロナルド・レーガンに乗艦、さらにその艦上の戦闘機の操縦席に座った映像がながされた。

 

ヘリコプターで艦に着いた首相はモーニングにトップハットで正装していたので、なんだかミズーリ号での降伏調印式の重光葵を思い出させた。

 

戦闘機の操縦席の安倍首相はふだんと違い、いきいきした表情を下から見上げたカメラに捉えらていた。前方を見据えた、やる気に満ちた表情は、戦時中の少年雑誌の表紙の少年のようだった。

 

積極的平和主義という安倍首相の主張には、語義的にも矛盾があると思う。

 

安保法制と時を同じくして、経団連からの武器輸出の積極的な掛け声があがり、経済界の利益が背景にあることを感じる。

 

安倍首相はなぜこんなに確信に満ちているのだろう。不思議だ。

 

一種のこの「躁状態」は彼のアドヴァイザー、単立真言宗寺院主宰の怪僧、池口の「再び総理になる」という予言が当たって、彼がいっそう池口に傾斜することになったこととも関係しているようにも感じる。真言僧だから、呪術も使って「自信」を植え付けているのかもしれない。

 

そういえば、祖父の岸首相も公職追放で蟄居中、踊る宗教の北村サヨに「首相になる」と予言されたという因縁がある。