炎熱の日々

先週後半からの台風が去ったと思ったら、梅雨明けはよいが、とんでもない暑さ。このところ、毎年暑さが増していく感じがする。家はリヴィング(二部屋通し)にしかエアコンをつけてなくて、もともとあまりエアコンが好きでない私も、リヴィングに閉じこもって、エアコンで強力に冷やしている。

 

先週木曜、母の住む3駅先の地域の一級河川雨量が警戒水位に近くなり、避難準備の指示が出たので、私のところへ一時的に退避させた。幸い、それがピークでだんだん下がったのでほっとしたが、その雨が上がったら、今度は猛烈な暑さ。

 

帰り、送っていったタクシーのなかもむやみと暑く、運転手さん曰く、このあいだ、初めて熱中症になったのだという。水分も塩分もとっていたのに、熱中症になったのは、多分、炎天下、タクシーの外装は金属なので、高温化して、エアコンを最大にしても、冷えなかったためらしい。洗車コーナーのような、「車のシャワー」がどこかにあれば、気化熱で少しは酷暑を凌げるかも、と考えたりした。

 

家のなかで二度ぐらい熱中症になったことがある私は、そのときの、なんとも言えない気持ち悪さ(熱が外に出て行かないことによる)を考えると、怖くて、日が落ちないと買い物にも出かけられない、まるで吸血鬼のようである。

 

今、県の防災メールが携帯に流れてきて、警戒、原則運動中止、屋内退避、高齢者や幼児は水分補給を、と言っている。15時でも警戒レヴェルは変わらないので(星4つ)、星が二つになる6時ごろ、ちょっと外へ買い物に行くことにした。今日はそれまで、体力を消耗しないように、涼しい部屋でモリス関係の読書。モリスはちょうど今の私の年齢で没した。あれだけの多面的な活動をして、凝縮された一生だったのだなあ…。