お星さま

晴天は嬉しいけれど、乾燥がひどい関東の冬。先日、長いあいだ履いてなかったとてもよい靴(ドイツ製)を履いてみたら、縁から底にかけて崩壊してしまった。表はしっかりした皮だしもったいないので今日、デパートの靴修理のコーナーへ持っていった。

 

お店のひとが言うには、欧州は湿気があまりないので、靴の縁や底にウレタンを使うのに対して日本はゴムが主流。それは湿気が多いので、ウレタンだと通気が悪いと腐ってしまうからなのだそうだ。

 

よく風を通しておかないといけないらしいが、さらに訊ねると、だから、必ずしも外国製の靴だからよいというわけではなく、気候風土にあっている国産のほうが全体としていいのだという。なるほど。イタリアなどの皮底の靴も、日本では滑りやすく、あれは石畳を歩くの向き。

 

けっこう高い靴だったので、しまいこんでいたのが却って仇になったのかもしれないし、北国は東京と違い湿気が多かった(日本海側)ためかもしれない。というわけで多少見栄えは落ちるけれども、底を貼り直して復活させることにした。

 

そういえば、DNA鑑定の絡みで、偽nastasiaと言われているAnna Andersonのことも思い出す。彼女の死後、ヴァージニア州の自宅から忽然と姿を消したお守りのロシアイコン、それはどこにあるのだろう。

 

「闇夜に光る不思議な星よ…」。クリスマスも近い。