空如

書類を探してあちらこちらひっくり返していたら、「ナグ・ハマディ写本」についての本が上から落ちてきた。プラトンの例の両性具有神話などについても触れてあったが、そういえば、昨日見たテレビで、鈴木空如という仏画師を初めて知った。

 

知られざる画聖、法隆寺金堂全壁画を生涯に三度も模写した、並々ならぬ人。そのひとが、「仏は男でも女でもないので、その線を描くのは非常に難しい。男に傾かず、女にもならず、描線するのは…」と語ったそうだ。天使だってそうかもしれない。

 

ここは清瀬の療養所が結構近い。ナジアンゾスのグレゴリウスはそういえば、救癩活動に力を入れていたというが、そのなかでも最も有名な病院が、同じくカッパドキアの三教父のひとりのバシレイオスがカイザリアに建てた病院だったのだが、「睡蓮舎」に住んでいた古い知り合いは、バシレイオスの記憶日に亡くなったのだった。

 

なんの関係もないけれど、私が初めてアメリカに行ったとき、日本の正教会で指揮者として活躍したポクロフスキーの娘さんと会って、二人でいるとまるで姉妹みたいだ、と言われたことがそういえばあった。ポクロフスキーの事跡についての資料が出て来たのでふっと思い出した。

 

 

 

 

 

 

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